トルコで最初に起きたハプニンング
それは、空港でタクシーに乗る際に起こりました
空港の案内表示に従ってタクシー乗り場に向かって歩いていたら
「チャイニーズ?」と声をかけられたのです
いえいえ、私はジャパニーズですよ
そう答えたら、タクシーを探しているのかい?
タクシーならここだよ!
え?タクシーって外に出てから拾うんじゃないの?
イヤイヤここがタクシーさ!
空港内のカウンターを案内されて
ここがタクシーだと言われる
後から考えればそこは旅行会社のタクシーで
通常のタクシーよりも値段が高い超高級タクシーだったのですが、、、
その時の私は「なんか怪しい」と感じつつもそのカウンターでタクシーを手配することにしました
そうして案内されたタクシーは白くて大きな車に、車の窓ガラスはスモークがかかり
あれ?これ仮に誘拐だったら
私逃げられませんぜ。
そう不安になるような、それはそれは立派なタクシーでした。
イスタンブール空港からイスタンブール市街までは車で50分はかかります。街までは荒野のような道が続きます
ここでもし危険なことがあったら、、
そう考え始めたら冷や汗が止まりませんでした
これはダメだ!判断がつかない!そう思って
空港にバックを忘れたことにして運転手さんにお願いし引き返してもらいました。
引き返してくれた、ということは結局誘拐では無かったのですが
身の引き締まる思いでした
中東の国はやはり異国。とても面白いです
しかし異国ということは本当に勝手が分からないということでもあります。
地元の人なら絶対に行かないような場所に観光客は行ってしまうこともあるし
絶対にやってはいけない失礼なことをしてしまうことだってある
だからこそ、観察して、人の様子や動き、雰囲気、視線、表情から滲み出るものを
繊細に感じとり、考えて、自分の身を守りつつ行動する必要があります
地に足をつけて、深呼吸して、余分な力を抜いて
少し離れた視点から物事を見る
この時に感じた「怪しさ」を信じて引き返すか
それとも浮かれた気持ちで「怪しさ」に気がつかずに進むか
きっとこれが後から振り返って分かる大きな分かれ道
今回のタクシーの出来事は私にとってとても良い勉強となりました。
「身を守るぞ」という覚悟ができた瞬間だったように感じます。
トルコに到着して数時間で起きた洗礼でした。
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